AI技術の活用とアナログの価値

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フタバ化学代表の山本です。

昨今の話題はAIに関するものばかりですが、弊社でもAI技術を活用しております。
まずは社内システムでの活用に向けて、技術研鑽の一種として簡単なアプリを作成しました。
週末の土日を活用して作成しましたが、なかなか良く出来ていると感じます。

少し注釈すると元々私は理系出身ですので、プログラミングに関する素養はありますが、
ほぼ素人といったところです。

習慣管理APP hibi

知識はかつて特権階級のものでしたが、技術革新により開かれたものとなりました。
古くは、「チ。」にも登場するような活版印刷。

近年では、インターネットやgoogleの検索により知識へのアクセスが簡単になり、スマホにより場所の制約がなくなり、YouTubeによりマルチメディア、
AI技術により、言語の壁を超えて、まとめられた知識にアクセスすることができるように。

言語の壁はプログラミング言語も同じです。
プログラミング言語の対義語として自然言語(日本語や英語など)がありますが、
AIの活用により自然言語のみでシステムを作成することができる時代に。

下記はAIで技術革新と知識普及の歴史をまとめてもらいました。
さまざまな仕事が代替されていく可能性があり、実際に既にアメリカではそのようになっていると聞きます。
その中で、アナログでしか実現できないものづくりは、より相対的に重要性を増していくと考えます。

弊社はAI技術も取り入れ、根幹となる「ものづくり」に今後も注力していきます。

技術革新と知識普及の歴史(活版→AI)
HUMAN KNOWLEDGE × TECHNOLOGY

活版印刷からAIまで:技術革新が加速した「知識普及」の流れ

写本の時代からAIによる共創へ——知識の独占 → 普及 → 教育化 → 即時・双方向化 → 個別最適化 → 共創化の道筋をコンパクトに俯瞰します。

総論:知識の民主化を牽引した技術

知識は、流通コストを下げる技術と、理解コストを下げる技術により、段階的に民主化されてきました。前者の決定打が活版印刷とネットワーク、後者の決定打が検索・翻訳・生成AIです。

  • 流通の革新:活版印刷 → 蒸気印刷 → 新聞・郵便 → 電信・放送 → インターネット
  • 理解の革新:索引・百科 → 検索エンジン → 動画・MOOC → 自動翻訳 → 生成AI

要点(3つのシフト)

  • 所有 → アクセス:高価な書物から誰でも届くデータへ
  • 一方向 → 双方向:放送から対話・参加へ
  • 一律 → 個別最適:同一カリキュラムからパーソナライズ学習へ

※ 本ページはそのまま埋め込み可能な1ファイル構成。外部ライブラリ不使用。

年表:技術革新と知識普及のブレイクポイント

古代~中世:写本と聖職者の知

書物は手写しで希少・高価。読み書きは支配層に限定。知識は権威の源泉として独占された。

15世紀:活版印刷(グーテンベルク)

金属活字 + 印刷機により書物の大量複製が可能に。価格が下がり、宗教改革・科学革命の触媒となる。

18~19世紀:産業革命/蒸気印刷・新聞・郵便・鉄道・電信

物流・通信の整備で情報伝達が加速。公教育制度が拡充し、識字率が上昇。市民社会の形成へ。

20世紀:ラジオ・テレビ・コンピュータ

マスメディアが広範な情報普及を実現。コンピュータ化で知識のデジタル化・再利用性が向上。

1990s~2000s:インターネット・検索エンジン・Wikipedia・SNS

誰もが発信者に。知識は地球規模で共有され、アクセスコストがほぼゼロに近づく。

2010s:スマートフォン・動画学習・MOOC・クラウド

移動中でも学習・制作が可能に。映像と対話で理解コストが低下し、学びが常時接続化。

2020s~:生成AI・自動翻訳/要約・知の共創

AIが文脈化・翻訳・要約を担い、個別最適な学習支援と人間との共創による知の再編が進む。

活版印刷のインパクト

  • 複製コストの劇的低下 → 普及の臨界点を突破
  • 標準化(版の統一)→ 科学・思想の再現性向上
  • 検閲と自由の綱引き → 表現・出版の自由の胎動

ネットワーク化のインパクト

  • 距離ゼロ化:世界同時共有・即時更新
  • APIと再利用:知識が「組み合わせ可能な部品」に
  • コミュニティ駆動:オープンソースと集合知

生成AIのインパクト

  • 理解コスト低下:翻訳・要約・説明・例示が自動化
  • 個別最適:学習者のレベル・関心・言語に合わせて出力
  • 共創:人間の批評性 × AIの展開力で新しい知が生まれる
結論:「流通」と「理解」の両輪が回るほど、知識は民主化される。活版印刷は流通の革命、AIは理解の革命である。